物流事例:GIGAスクール構想に伴う小中学校PCのキッティング

6カ月間で約10万台のPC設定
「GIGAスクール構想」に迅速対応

児童・生徒1人1台を実現するプロジェクト

2019年に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」。義務教育を受けている児童・生徒(小1~中3)にコンピューター端末を1人1台提供するとともに、高速大容量の通信ネットワークが利用可能な環境を施設内(校舎など)に整備することで、ICT教育を推進し、次世代の人材を育成していこうというプロジェクトです。

キッティング事例

文科省は当初、2023〜24年度の環境整備完了を計画していました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で、非対面式での授業の実施などが必要になったため、プロジェクトの早期実現を目指すことにしました。それに伴い、全国各地の小学校や中学校にコンピューター端末を迅速に供給することが求められることになりました。

ライン生産方式で最大1日1,500台を処理

この「GIGAスクール構想」に関連する業務として、当社では、大手ディストリビューター様から児童や生徒に配布するパソコンのキッティング作業を依頼されました。具体的には、「chrome PC」の個別設定、認証(オンライン対応)、OSのアップデート、エンロール、充電状況の確認、ラベル貼付、保証書・同梱品の確認、台帳作成といった業務に対応しました。

平均の作業台数は1日当たり約1,000台。ピーク時には1日当たり1,500台をキッティングしました。約25人の作業スタッフを臨時投入。作業現場では、細かく工程を分割し、物量やスタッフの波動を吸収できるライン生産方式を採用することで、スピーディーな供給体制を構築しました。

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