物流事例:物流現場改善

指示書発行やマスター登録作業をRPA化して
入荷の前倒しや出荷人員数の削減に成功

当社の関東エリアにある物流センターは、法人向けネット販売商材の入出荷業務や在庫管理業務などを手掛けています。同センターでは、当日入荷・当日出荷するアイテムの比率が高いこともあり、タイトなスケジュールの中で庫内オペレーションを展開しており、出荷遅延などが発生するケースも少なくありませんでした。

物流現場改善

既存業務を現状分析した結果、①出荷可能作業時間が短い、②出荷作業の必要人員数が多い、③作業の生産性が低い————といった問題点が明らかになったため、改善活動に取り組むことにしました。具体的には、「入庫指示書の発行作業」「当日入出荷対象商品の指定ロケーションの削除作業」「商品マスターの寸重登録作業」の3つの作業をRPA化しました。

物流現場改善

RPAとはロボティック・プロセス・オートメーションのことで、コンピューター上で行われる業務や作業を人に代わって自動的に処理する仕組みです。この技術を活用することで、同物流センターでは、それまで主に夜間に人手で処理していた上記3つの作業を自動的に処理する体制に切り替えました。

RPA化によって、出荷可能作業時間は3時間から6時間に倍増。その結果、出荷遅延の発生を解消するとともに、出荷作業に必要な人員数を半減することに成功しました。人による判断のために生じていた入力ミスは、機械化・自動化への移行で発生件数ゼロを実現しています。

物流改善

この改善活動の取り組みは、日本ロジスティクスシステム協会が主催する「全日本物流改善事例大会2021」において「物流合理化努力賞」を受賞しました。当社では今後も省人化や作業精度の向上につながるRPAの導入を積極化していきたいと考えております。

物流改善事例大会

ニュースリリースはこちらからご覧ください。

全日本物流改善事例大会で「物流合理化努力賞」を受賞

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