倉庫自動化ソリューション
人手に依存しない入出荷の仕組みを構築
物流ロボットなど自動化設備を積極導入
物流現場の人手不足は、輸配送を担うドライバーに限った話ではありません。近年は、倉庫や物流センターで荷物の積み下ろしやピッキング、流通加工といった作業に従事するスタッフの確保も容易ではなくなりつつあります。入出荷のオーダーを期日までに処理できない・・・将来はそんな危機的な状況に陥ってしまうことも否定できません。

当社では、“サプライチェーンを止めない”安定した入出荷オペレーションの実現や、高い作業生産性の維持などを目的に、人手に頼りきらない倉庫・物流センターづくりを推進しています。全国各地に展開している既存および新設の自社物流施設に最新鋭のマテハン機器や情報システムを導入。入出荷オペレーションの自動化に取り組んでいます。

「シャトルラック」で出荷処理を省人化
例えば、ソーティング(仕分け)能力の引き上げを目的に、1時間当たり入荷・出荷それぞれ約3000ケースを処理できる荷揃え装置システムとして「シャトルラック」を導入。ECなどラストワンマイル向け出荷機能を強化しました。従来はピッキングや梱包が済んで出荷を待つ荷物が荷捌き場に滞留し、物流施設内スペースを有効活用することの妨げとなっていましたが、「シャトルラック」導入後は出荷バッファー機能や搬送制御機能が向上したことで、作業の整流化を実現しました。



配送手段追加への 対応が困難


After


配送手段追加への対応が容易となる
「オートストア」でピッキング負荷を軽減
2021年11月から活用しているロボットストレージシステム「オートストア」は、ピッキング作業への投入スタッフ数の削減や、ピッカーの肉体的負担の軽減に寄与しています。これまでの作業スタッフが施設内を歩き回るピッキングを、「オートストア」導入により定位置で作業できる仕組み(歩かせない、持たせない、判断させない)に改めました。また、「オートストア」は荷物の高密度保管が可能になるため、倉庫内空間の有効活用にもつながります。


倉庫内空間が有効活用出来ていない


After


高密度保管で→空間部分の有効活用
当社では、このほかにも「オリコン組み立て機」や「オートラベラー」、「自動梱包機」、「仕分けソーター」、「デジタルピッキングシステム」といった様々なマテハン設備や自動化機器を物流現場で採用しています(下表参照)。
さらに、今後は「棚搬送ロボット」や「AGV(無人搬送車)」、「ロボットアーム」など物流ロボットも積極的に活用していく計画です。
2007年~2021年に掛けての倉庫自動化対応の推移
中部BC (2007年稼働) |
高島平BC (2010年稼働) |
東日本BC (2014年稼働) |
BC横浜金沢 (2021年稼働) |
||
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ライン長 | 1,000m | 2,175m | 3,500m | 5,000m | |
設 備 機 能 |
オリコン組み立て機 | - | 〇 | 〇 | 〇 |
オーダースタート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
帳票自動発行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
搬送ライン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
オーダーピッキング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
デジタルピッキング | - | 〇 | 〇 | 〇 | |
オートラベラー | - | - | 〇 | 〇 | |
自動梱包機 | - | - | 〇 | 〇 | |
ループライン | - | 〇 | 〇 | 〇 | |
バイパスライン | - | - | 〇 | 〇 | |
出荷バッファ機能 | - | - | 〇 | 〇 | |
仕分けソーター | △ | 〇 | 〇 | 〇 | |
モニタリング機能 | - | - | 〇 | 〇 | |
空オリコン回収ライン | △ | - | - | 〇 | |
在庫補充ライン | - | - | - | 〇 | |
オートストア | - | - | - | 〇 | |
シャトルラック | - | - | - | 〇 |
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