振動、衝撃、落下、圧縮、耐湿をチェック
輸送や荷役の条件を再現する専用装置
お客様に納品する製品が輸送中に破損しクレームが発生している。この問題を解消するためには、どのくらいの強度の包装材や緩衝材を使用すべきなのか。社内には専門的な知識を有するスタッフやノウハウがない———。このようなお悩みを抱えているお客様に対して、当社では「包装試験サービス」の活用をご提案いたしております。このサービスでは、様々な専用装置を用いて、輸送や荷役のシーンを再現。お客様の製品が適正に包装・梱包されているかどうかを確認できます。
主な試験内容は、①輸送中の振動(水平および垂直方向)を再現する「振動実験」、②輸送中や荷役中に想定される衝撃(水平および垂直方向)を再現する「衝撃・落下実験」、③圧縮荷重による耐圧強度を確認するための「圧縮試験」、④資材等がどれだけの湿気に耐えうるかを確認する「耐湿試験」———など。三方向切替式振動試験装置、自由落下試験装置、水平衝撃試験装置、圧縮ひずみ試験装置、垂直衝撃試験装置、材料調湿装置といった設備を使用して試験を行っております。
試験設備
- 三方向切替式振動試験装置
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振動台寸法1,500×1,500mm
振動数範囲3~200Hz(ランダム)
供試品最大質量350kg
- 自由落下試験装置
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設定落下高さ250~1,200mm
供試品最大寸法1,000×720×1,000mm
供試品最大質量70kg
- 水平衝撃試験装置
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供試品最大寸法1,220×1,220×1,190mm
供試品最大質量350kg
- 圧縮ひずみ試験装置
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最大荷重±75kN(動的±50kN)
供試品最大寸法1,200×1,200×1,300mm
- 垂直衝撃試験装置
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衝撃台寸法1,050×1,050mm
供試品最大質量350kg(大型)
- 材料調湿装置
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温度範囲15~40±2℃
湿度範囲40~90±5%RH(室内平均) (at20~+40℃)
室内寸法2,700×3,600×2,700mm
≫ 試験場所は株式会社リコー 大森事業所(東京都大田区)になります。
包装試験サービスの流れ

当社ではお客様に代わって各種試験を実施するだけでなく、試験結果を踏まえた包装改善、輸送や荷役の現場改善についてもサポートさせていただいております。お客様の製品特性に合った“包装のあるべき姿”を、包装関連の有資格者(当社スタッフ)を通じてご提案するとともに、新たな包装仕様の設計、開発、資材提供までに対応いたします。
充実した設備と装置によって、電子部品のような小型製品からパレットサイズの製品までをカバーできる当社の「包装試験サービス」を、是非一度、ご活用ください。